和泉の1000のだいすき 忍者ブログ
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和泉の好きな物を最低一日一個紹介していきます。主に本中心です。
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2008/01/25 (Fri)

『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ著
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幼い頃に、母に勧められて図書館から借りてきて読んだ物語です。
主人公はいじめられっこで読書が好き…と私にそっくりだったためにかなり主人公と自分を重ね合わせながら読んだ記憶が強く残っています。
あまりにも好きでしたので書店にて買ったのですが、当時の私(小5)にとっては3000円もするというのは想像も出来ない本でした。
けれどもその価値のあるとても凝っている本で、物語に出てくる『はてしない物語』と装丁がほぼ同じなのです。
ページ数も約600ページとかなりあるのですが、それでも苦痛などなく読み進むことの出来る本です。

80年代に映画化しており、1と2を観たこともありました。(*映画のシリーズは3まで、ドラマも含めると計4作出ています)
読書が苦手な方はそれを観てから読む、という手もあるのでしょうけれども…内容は著しく違っており、やはり本を読むことをお勧めします。
(私は本の『はてしない物語』と映画の『ネバーエンディングストーリー』は全く違う作品として鑑賞しています)

あとは余談ですが、映画版の主人公の声が浪川大輔さん、アトレーユが高山みなみさん(*第二章時のみ)などと、原作との違いを考えなければ、個人的には楽しく観られる映画です。
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2008/01/24 (Thu)

『都市伝説セピア』(朱川 /湊人文藝春秋)
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私が小6の時、都市伝説にはまっていました。その時に書店にて購入した本です。
短編集で、巷で広まっている『都市伝説』ではなく、自分で作り上げた都市伝説が入っています。
その短編の一つ、『昨日公園』は数年前に世にも奇妙な物語で実写化されており、その話をご存じの方は少なくないはず。
けれども、私は実写版よりも原作が好きです。
原作の方がよりブラックな感じがあり、読み終わった後に凄く後味が悪いのです。
気持ちの悪い話、後味が悪い話が読みたい方には、沢山の『気持ち悪い話』が入っているのでお勧めです。
少々大人向けな本かと。
2008/01/24 (Thu)

『わくらば日記』(朱川 湊人/角川書店
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昭和を舞台に、不思議な力を持った女の子と、その妹(主人公)を中心に描く物語です。
一話一話、短編形式で、それでもなんとなく全体が繋がっている作品で、読み終わった後に切ないのか、感動のような、なにか不思議な感覚が残ります。
少しマイナーな本ですが、図書館などで置いてあるでしょうから、見つけたときに簡単な読み物感覚で読んでみると良いと思います。
2008/01/23 (Wed)
『地球最後の都市』(エドモンド・ハルミトン著・内田庶訳/偕成社)

*絶版なのか、amazon等で検索しても出てこなかった為、画像・通販ページへのリンクはできませんでした。(ハルミトン氏の情報サイトで翻訳者・出版社を調べられましたが)

私が小学校5年生の時だったでしょうか。学級文庫の中で酷くボロボロで古い本を手に取ったのが始まりでした。――それが、『地球最後の都市』でした。
昭和40年前後の出版だったと思います(学校は創立110年くらいで、かなり古い本も学級文庫に有ったのです)。
子供向けに簡単に訳されていて、それでも独特の世界観に魅入ってしまいました。

(*以下、ネタバレを含みます)
物語は、爆弾が都市へ落ちたことから始まります。あまりにその威力が凄かったため、都市丸ごとが気の遠くなるような未来の地球へ飛んでしまいます。
気付けば空はどんよりとして、太陽は直視しても全く眩しくない。地球全体がとても寒い……そう、太陽と地球の寿命が尽きる寸前の地球へ来てしまったのです。
人間は地球を見捨てたようで、未来へ来てしまった都市の住民しか人間が居ない。しかし、以前人間が居た形跡は残っていました。
暖を取るために地球の核へ穴をあけてあったのですが、核の目の前に来てもちょっと暖かい程度。
この先自分たちはどうなってしまうのか……恐怖などが住民の中に走ったとき、宇宙船が降りてきて、人間と宇宙人が現れます――。

これを読んだとき、正直私はぞくりと悪寒が走りました。
未来の地球を示唆し、そして実際現在そんな未来へ向かっているのですから。
小学校を卒業した今、市の図書館にも無いマイナーな本だったため、この作品を読むことは出来ません。
ですがいつか、都内(叔父が東京に戸籍を持ってるので借りられますし)など大きな図書館などで見つけられることができたら良いと思っています。
2008/01/22 (Tue)

『これは王国のかぎ』(荻原 規子著/中公文庫)
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失恋した女の子が、『最悪の誕生日』の日に部屋で泣いていると、気付けば違う世界にいた…。
そう言えば、一見定番なファンタジー小説と捕らえられそうですが、これはとても特殊な物語だと思っています。
(*以下、ネタバレを含みます)
違い世界へ来てしまったヒロミは、自分が『人間ではない存在』になってしまていました。
所謂魔神と呼ばれる存在で、瓶の中から『召喚された』のです。
召喚した主は逃亡中の王子様。なかなか仲良くやっていき、「お、くっつくのかな?」と思いきやその王子様は別の美少女とくっついてしまいます。
様々な体験をしながら成長していくヒロミ-異世界へ行った時点でこの名前は捨ててしまったのですが-は、二人の王子様と親しくなったのにもかかわらず、結局誰とも結ばれないのです。
「普通なら王子様と結婚してハッピーエンド」なのに…と思うのですが、それでも色々と楽しいです。
最後の最後でヒロミは、最初、あんなに悲しんでいた失恋にも勝ち、堂々と元の世界へ帰っていきます。

中学校入学したての頃、図書室で読んだ本ですが、年齢が15歳と近かったため、とても共感して読むことが出来た面白い物語です。
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