和泉の1000のだいすき 忍者ブログ
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和泉の好きな物を最低一日一個紹介していきます。主に本中心です。
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2008/01/23 (Wed)

『南京事件』(笠原十九司著/岩波新書
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同人サイトで戦争パロディを執筆する際、大変お世話になった本です。
様々な資料を基に、あの有名な南京大虐殺の詳細を書かれています。
南京で逃げ遅れた人間達の様子、そしてそんな非戦闘員へ日本兵はどんなことをしたのか…。
戦争パロディで、その様子を少々使わせていただきました。

とてもわかりやすい本ですので、南京事件や戦争を知りたい方の入門書になれると思います。
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2008/01/22 (Tue)

『これは王国のかぎ』(荻原 規子著/中公文庫)
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失恋した女の子が、『最悪の誕生日』の日に部屋で泣いていると、気付けば違う世界にいた…。
そう言えば、一見定番なファンタジー小説と捕らえられそうですが、これはとても特殊な物語だと思っています。
(*以下、ネタバレを含みます)
違い世界へ来てしまったヒロミは、自分が『人間ではない存在』になってしまていました。
所謂魔神と呼ばれる存在で、瓶の中から『召喚された』のです。
召喚した主は逃亡中の王子様。なかなか仲良くやっていき、「お、くっつくのかな?」と思いきやその王子様は別の美少女とくっついてしまいます。
様々な体験をしながら成長していくヒロミ-異世界へ行った時点でこの名前は捨ててしまったのですが-は、二人の王子様と親しくなったのにもかかわらず、結局誰とも結ばれないのです。
「普通なら王子様と結婚してハッピーエンド」なのに…と思うのですが、それでも色々と楽しいです。
最後の最後でヒロミは、最初、あんなに悲しんでいた失恋にも勝ち、堂々と元の世界へ帰っていきます。

中学校入学したての頃、図書室で読んだ本ですが、年齢が15歳と近かったため、とても共感して読むことが出来た面白い物語です。
2008/01/21 (Mon)

『沈黙の春』(レイチェル・カーソン著、青樹 簗一訳)

世界で初めて科学薬品による環境汚染の危険性を唱えた本。
発行1962年と古い本ですが、今でもよく読まれている作品です。
鳥たちが鳴かなくなった春という出来事を通してその危険性を訴えているものなのですが、なんと当時米政府で推進されていた「化学薬品による有害生物絶滅企画」を中止させたほどの本です。

少々古い情報でありますが、入門書感覚で読むとよく分かると思います。
2008/01/21 (Mon)

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あの有名な(のは私の中だけでしょうか)椋 鳩十が書いた、ある犬と飼い主とその家族の物語です。
舞台は戦時の日本。当時犬狩りなるものが行われており、その中を生き抜こうとするものです。
子供向けの物語なので、動物に興味がある、ないでも小さな子供に読ませるにはとてもいい本だと思います。
戦争の民間人の被害、苦しみ、哀しみがこの本一冊に沢山つめこまれており、最後は本当に泣いてしまいます。
戦争の恐ろしさを子供の頃から知るというのはとても大切な物です。
ですから、この児童書はとても良い作品だと思っています。

私が大人になり子供を産んだら、是非読ませたいと思う一冊であります。
2008/01/21 (Mon)

『ようこそ、おまけの時間に』(岡田 淳著/偕成社文庫

私が小説創作を始めたきっかけとなった思い出深い一冊です。
これは小学校低学年の頃に学校の図書室で読んでからどっぷりとはまってしまい、かれこれ20回以上は読み返しています。
(*以下、ネタバレを含みます)
主人公がある日、12時のサイレン時に瞬きをした瞬間、茨に満ちた世界へ行くことが始まりです。
そこはさっきまで授業を受けていた教室。けれど周りは茨の蔓と霧でよく見えない。
何回もその世界へ行くことにより、主人公はやがてそこが教室だと気づき、茨が巻き付いているのはクラスメイトだったと判明するのです。
茨から人間を解放すると、次の日の12時にその人間もこの世界へ来る。
しかしみんな夢だと思い、本当の自分をさらけだしたために同じ世界から来た人たちだと最初は信じないのですが、次第に皆同じ世界から来ていることに気付き、今まで溝だらけだったクラスメイト―否、学校の児童達が仲良くなってゆくという話です。

小さな頃、私も主人公と同じ歳になったらいけるかな、だなんてよく想像していた物です。
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