カレンダー
リンク
最新コメント
最新記事
ブログ内検索
和泉の好きな物を最低一日一個紹介していきます。主に本中心です。
2024/11/27 (Wed)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2008/01/22 (Tue)
『これは王国のかぎ』(荻原 規子著/中公文庫)
*画像クリックでamazonへ飛びます
失恋した女の子が、『最悪の誕生日』の日に部屋で泣いていると、気付けば違う世界にいた…。
そう言えば、一見定番なファンタジー小説と捕らえられそうですが、これはとても特殊な物語だと思っています。
(*以下、ネタバレを含みます)
違い世界へ来てしまったヒロミは、自分が『人間ではない存在』になってしまていました。
所謂魔神と呼ばれる存在で、瓶の中から『召喚された』のです。
召喚した主は逃亡中の王子様。なかなか仲良くやっていき、「お、くっつくのかな?」と思いきやその王子様は別の美少女とくっついてしまいます。
様々な体験をしながら成長していくヒロミ-異世界へ行った時点でこの名前は捨ててしまったのですが-は、二人の王子様と親しくなったのにもかかわらず、結局誰とも結ばれないのです。
「普通なら王子様と結婚してハッピーエンド」なのに…と思うのですが、それでも色々と楽しいです。
最後の最後でヒロミは、最初、あんなに悲しんでいた失恋にも勝ち、堂々と元の世界へ帰っていきます。
中学校入学したての頃、図書室で読んだ本ですが、年齢が15歳と近かったため、とても共感して読むことが出来た面白い物語です。
『これは王国のかぎ』(荻原 規子著/中公文庫)
*画像クリックでamazonへ飛びます
失恋した女の子が、『最悪の誕生日』の日に部屋で泣いていると、気付けば違う世界にいた…。
そう言えば、一見定番なファンタジー小説と捕らえられそうですが、これはとても特殊な物語だと思っています。
(*以下、ネタバレを含みます)
違い世界へ来てしまったヒロミは、自分が『人間ではない存在』になってしまていました。
所謂魔神と呼ばれる存在で、瓶の中から『召喚された』のです。
召喚した主は逃亡中の王子様。なかなか仲良くやっていき、「お、くっつくのかな?」と思いきやその王子様は別の美少女とくっついてしまいます。
様々な体験をしながら成長していくヒロミ-異世界へ行った時点でこの名前は捨ててしまったのですが-は、二人の王子様と親しくなったのにもかかわらず、結局誰とも結ばれないのです。
「普通なら王子様と結婚してハッピーエンド」なのに…と思うのですが、それでも色々と楽しいです。
最後の最後でヒロミは、最初、あんなに悲しんでいた失恋にも勝ち、堂々と元の世界へ帰っていきます。
中学校入学したての頃、図書室で読んだ本ですが、年齢が15歳と近かったため、とても共感して読むことが出来た面白い物語です。
2008/01/21 (Mon)
(画像クリックでamazonへ飛びます)
あの有名な(のは私の中だけでしょうか)椋 鳩十が書いた、ある犬と飼い主とその家族の物語です。
舞台は戦時の日本。当時犬狩りなるものが行われており、その中を生き抜こうとするものです。
子供向けの物語なので、動物に興味がある、ないでも小さな子供に読ませるにはとてもいい本だと思います。
戦争の民間人の被害、苦しみ、哀しみがこの本一冊に沢山つめこまれており、最後は本当に泣いてしまいます。
戦争の恐ろしさを子供の頃から知るというのはとても大切な物です。
ですから、この児童書はとても良い作品だと思っています。
私が大人になり子供を産んだら、是非読ませたいと思う一冊であります。
(画像クリックでamazonへ飛びます)
あの有名な(のは私の中だけでしょうか)椋 鳩十が書いた、ある犬と飼い主とその家族の物語です。
舞台は戦時の日本。当時犬狩りなるものが行われており、その中を生き抜こうとするものです。
子供向けの物語なので、動物に興味がある、ないでも小さな子供に読ませるにはとてもいい本だと思います。
戦争の民間人の被害、苦しみ、哀しみがこの本一冊に沢山つめこまれており、最後は本当に泣いてしまいます。
戦争の恐ろしさを子供の頃から知るというのはとても大切な物です。
ですから、この児童書はとても良い作品だと思っています。
私が大人になり子供を産んだら、是非読ませたいと思う一冊であります。
2008/01/21 (Mon)
『ようこそ、おまけの時間に』(岡田 淳著/偕成社文庫)
私が小説創作を始めたきっかけとなった思い出深い一冊です。
これは小学校低学年の頃に学校の図書室で読んでからどっぷりとはまってしまい、かれこれ20回以上は読み返しています。
(*以下、ネタバレを含みます)
主人公がある日、12時のサイレン時に瞬きをした瞬間、茨に満ちた世界へ行くことが始まりです。
そこはさっきまで授業を受けていた教室。けれど周りは茨の蔓と霧でよく見えない。
何回もその世界へ行くことにより、主人公はやがてそこが教室だと気づき、茨が巻き付いているのはクラスメイトだったと判明するのです。
茨から人間を解放すると、次の日の12時にその人間もこの世界へ来る。
しかしみんな夢だと思い、本当の自分をさらけだしたために同じ世界から来た人たちだと最初は信じないのですが、次第に皆同じ世界から来ていることに気付き、今まで溝だらけだったクラスメイト―否、学校の児童達が仲良くなってゆくという話です。
小さな頃、私も主人公と同じ歳になったらいけるかな、だなんてよく想像していた物です。
『ようこそ、おまけの時間に』(岡田 淳著/偕成社文庫)
私が小説創作を始めたきっかけとなった思い出深い一冊です。
これは小学校低学年の頃に学校の図書室で読んでからどっぷりとはまってしまい、かれこれ20回以上は読み返しています。
(*以下、ネタバレを含みます)
主人公がある日、12時のサイレン時に瞬きをした瞬間、茨に満ちた世界へ行くことが始まりです。
そこはさっきまで授業を受けていた教室。けれど周りは茨の蔓と霧でよく見えない。
何回もその世界へ行くことにより、主人公はやがてそこが教室だと気づき、茨が巻き付いているのはクラスメイトだったと判明するのです。
茨から人間を解放すると、次の日の12時にその人間もこの世界へ来る。
しかしみんな夢だと思い、本当の自分をさらけだしたために同じ世界から来た人たちだと最初は信じないのですが、次第に皆同じ世界から来ていることに気付き、今まで溝だらけだったクラスメイト―否、学校の児童達が仲良くなってゆくという話です。
小さな頃、私も主人公と同じ歳になったらいけるかな、だなんてよく想像していた物です。